2022/01/30 03:45

美しいものが好きだ。

それは絵画であったり、風景であったり、

音であったり、さまざまだ。


だが「美しすぎるもの」に関しては、

どうも目を逸らしてしまう。

例えば、太陽が沈み切る前の逢魔時や、

考えもつかない詩に出会った時、

あまりの美しさから直視できないことがある。


それはおそらく嫉妬の類い。

本心では憧れ、尊敬の念を持っているが、

負けず嫌いの性格からだろう、

どうも向き合うことができなくなるのだ。


しかし、それを認め向き合った瞬間、

狂った様に追い始める。

同じ景色を探したり、

ただ一曲を一日中聴いたりする。


幸い人に関しては、

そのような感情を持つことは少ない。

人に対してはすぐに降参し、

憧れの気持ちを全面に出してしまう。

自分に自信がないからだろう。


幸い私は、美しすぎて嫉妬されるような

容姿はしていない。

しかし、美しすぎるアクセサリーは

作り出したいと思っている。

残念ながら予算がなく、

大胆な発想を実現することは難しいが、

なんとか手元にあるものだけで、

美しすぎて直視できないものを、

いつの日か作り出したい。