2022/03/13 06:10
割と最近まで、かなりの嘘つきだった。
見栄っ張りというか、保身というか、
都合が悪くなると、嘘をついてしまう。
一番古い記憶の嘘は、
芸能人と友達が夢に出てきた、というもの。
確か小学三年生くらいだった。
夢を話しているうちに、友達が
「えー!私もその夢に出たかった」
と言うので、登場させることにした。
その場にいたもう一人の友達も登場させた。
そして、夢は原形をとどめなくなった。
行ったことないのに「行った」
見たことないのに「見た」
してたのに「したことない」
など、都合よく嘘をついていた。
けれどそんな嘘で固められた生活は、
いずれ破綻する。
誰にどんな嘘をついたのかわからなくなり、
聞き返されても回答に自信がなく、
掘り下げられると「よく覚えていない」
の一点張り。
政治家が「覚えがない」とよく言うが、
あれは嘘が嘘を呼んだ末の返答だ。
嘘をつかなくなったのにはきっかけがある。
全く嘘をつけない人に出会ったからだ。
その人は、自分をよく見せるための嘘や、
たとえ自分にとってマイナスな話であっても、
本当に包み隠さず話す。
その人と会ってから、
嘘をつくことが恥ずかしくなり、
嘘をついてまで自分を良く見せなくても、
等身大の自分でいればいいと悟った。
どこで誰にどんな嘘をついたのか、
いちいち覚えなくていい生活は、
本当に楽になった。
さて、体重が45kgになったし、
貯金は10億円あるし、
沖縄の別荘で旦那と週末を過ごすとしよう。