2022/04/16 00:34
次の日部屋はどこでも良かった。
とにかく見つからないところを考え、
何の縁もゆかりも無い場所の、
マンスリーマンションに部屋を借りた。
夜逃げ屋に連絡して、荷物を運んでもらう。
部屋にはもう、男はいなかったらしい。
少々高くついたが、致し方ない。
荷物を取り戻せて一安心だ。
そこでの生活のことは、
ほとんど覚えていない。
覚えていることは、
法テラスやDV被害の相談など、
いろんなところへ電話して、
どこも相手にされなかったこと。
家にずっといたのか、
そこで何をして過ごしていたのか、
思い出せない。
もしかしたら、辛すぎて、
記憶から抹消してしまったのかもしれない。
マンスリーマンションは一ヶ月だけだったので、
次に住む部屋を探した。
いい部屋が見つかり、即契約した。
そして、新しいマンションに荷物を運んで、
私の逃亡生活は終わりを告げた。
もし、彼氏や旦那にDVを受けている人がいたら、
迷わず逃げてほしい。
精神的に呪縛されているかもしれない。
あまりの辛さに逃げる選択肢を捨てて、
大人しくしていれば攻撃されなくて済むと、
諦めているかもしれない。
でも、正気の部分が少しでも残っていたら、
すぐ逃げてほしい。
それが言いたくて、この長いブログを書いた。
一人でも救えたなら、幸いである。