2022/04/19 08:54

小学生の時、体育の授業をサボった事があった。

まだ「サボる」という概念はなかった頃。

友人に

「体育の授業嫌いだから、一緒に休んで」

と言われて、言う通りにした。

先生に「体調が悪い」と嘘をつき、

見学していた。


記憶は曖昧なんだが、

校庭を走ったり体操した後に、

運動場にあるタイヤの遊具で

遊ぶ時間が来た。

そこで、友人が

「タイヤ遊びしたい!」

と言い出して、一緒に先生に

体育に参加したいと言ってくれと

先生の元に連れて行かれた。


「タイヤ遊びしたいんですけど…」


そこで、体調不良が嘘だったとバレた。

情けない話、この時点まで、

授業を嘘をついて休んではいけないんだと、

認識した。


その友人とは、付かず離れずの関係で、

中学校も一緒になったが、

見事なヤンキーに成長していった。

幼少の頃から

そう言う素質があったんだろう。

サボると言う概念すら知らなかった私は、

ごく普通の中学生になった。


ごく普通と、少なくとも本人はそう思っている。