2022/12/06 07:39
前にも書いたが、私の母親は
いわゆる「毒親」だ。
それに気付くまで、恐ろしく長い時間が
かかってしまった。
ある人との出会いが私の呪縛を
解いてくれた。
感謝しかないと同時に、
今までの狂った思考に恐怖した。
我が母親は二つの大きな特徴があった。
ひとつ目は「代理ミュンヒハウゼン症候群」
ふたつ目は「アダルトチルドレン」
どちらも厄介な症状であり、
何十年も悩まされていた。
詳しくはネットなどで検索して欲しい。
毒親関連の書籍に次の言葉があった。
「娘という名の作品を完成させる」
この言葉に、ひどく衝撃を受けた。
まさにこの通りであった。
喫煙しないのは当たり前、
着物は一人で着られるし、
誰よりも優秀でいなければならない。
何でも当然のようにこなす。
しかし身体は弱く、いつも病んでいて、
その看病を得意げに話す。
私の気にしている病気や障害を、
自分がいかに献身的にサポートしているか、
周囲に触れ回る。
自分が気に入った異性しか彼氏として認めないため
いつも交際を隠していた。
本当に辛い人生だった。
コロナが出回ってから、もう数年会っていない。
思い通りの作品にならなかった娘の事を、
悪く言っているのは容易に想像出来る。
私は呪縛から解放され、
貧乏であるが心は穏やかだ。
おそらくもう母親には会うことはない。
特に後悔もない。
これからも幸せを噛み締めて生きていきたいと思う。